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脂肪肝の6つの症状!【意外な原因に驚愕!】

<監修医師 春田 萌>
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食べ過ぎて太ってきたなと感じている方は注意して下さい。脂肪肝がどんどん進行しているかもしれません。

今回は脂肪肝になると起こる症状や原因について解説していきます。

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脂肪肝になると現れる症状

 

症状が出るころには進行している脂肪肝!

肝臓というのは「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、何か異常があっても慢性の場合には自覚症状が現れないことが多く、症状が出始めたころには進行していることがほとんどです

 

そしてそのころに現れる自覚症状はいくつかあり、「体がだるく、疲れやすい」「食事をとるとすぐに眠気が来る」「頭がぼーっとする」「集中力がなくなる」「一年に5キロ以上太った」「肩が凝りやすい」などがあります。

 

また、ミトコンドリア機能不全が起こった場合には意識障害が起こることが多いです。

肝臓のトラブルによって起きる問題についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
肝機能低下で起こる4つの症状【その原因や改善方法を徹底解説!】

 

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脂肪肝になる原因は4つに分類される

 

脂肪肝になる原因は「栄養性」「内分泌性」「代謝性」「中毒性」の4つに分けられる

 

脂肪肝とは肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まっている状態のことで、その原因は4つに分類されています。

 

そのひとつめは、食べすぎによって非アルコール性脂肪肝の原因になり、炭水化物の過剰摂取により中性脂肪が肝臓に溜まってしまう「栄養性」です。これは早食いや、噛まずに食事をすることも関係しています。

 

ふたつめは、運動不足により、運動でエネルギーとして消費されるはずの糖質が消費されずに内臓脂肪が溜まる「内分泌性」です。

糖質をエネルギーに変えて消費するためにはウォーキングなどの有酸素運動や腹筋運動などが必要になり、それらを行わないままでいると内臓脂肪は溜まる一方となってしまいます。

 

そして三つめは女性に起こる急性妊娠性脂肪肝などによって、引き起こされる代謝異常が原因の「代謝性」です。

 

急性妊娠性脂肪肝の他に薬の過剰服用も原因となり、特にアセチルサリチル酸やバルプロ酸などをとりすぎると脂肪肝になりやすくなります。

よっつめはお酒飲みすぎなどによる「中毒性」です。

 

アルコールを飲むと肝臓がアルコールの分解の働きに忙しくなるため、この他「肥満」により内臓の脂肪細胞が肥大してしまうと、糖分を代謝するインスリンの働きが弱まるので血中の糖質が過剰な渋滞が続いてしまい、処理しきれなかった糖質が中性脂肪としてたまっていくなど、最近では隠れ肥満(体脂肪率が高いこと)が脂肪肝の原因と言われているのです。

【関連記事】
アルコール性肝障害の8つの症状【治療法を分かりやすく解説】

 

また、「ダイエット」も原因となることがあり、ダイエットをすると低栄養性脂肪肝になることがあります。ダイエットで糖質制限するとインスリンの分泌が減るのですが、その反面で身体を守ろうとするので筋肉組織の糖分を使って肝臓には中性脂肪が溜まってしまいます。

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検査を行い早期発見を

 

脂肪肝を早期発見するためには血液検査などを定期的に行う

脂肪肝を見つけるために最初に行うのは血液検査です。

これは人間ドックでは必ず行い、血液検査の結果では脂肪肝に関係するいくつかの注目すべき名称があり、「GOT」は軽度上昇します。

 

「GPT」はアルコール性による脂肪肝の場合は「GOT」より数値が高く表記され、過栄養の場合は「GOT」の方が高く表記されるなど、このふたつは関係性が高いです。

 

また「r-GTP」というものもあり、こちらもアルコール性の場合に上昇しますので「GPT」「r-GTP」このふたつが上昇した場合にはアルコール性の疑いが強くなります。

その他「コリンエステラーゼ」は「GOT」と同じく過栄養で上昇します。

 

過栄養とアルコール性どちらが原因の脂肪肝であっても「総コレステロール」と「中性脂肪」は高くなりますので、まずはこのふたつに注目すると良いでしょう。

そして血液検査で肝機能の異常を発見したら「腹部超音波検査」や「CT検査」、「肝生検」などで詳しく検査を行います。

 

特に「腹部超音波検査」では痛みがなく、信頼性が高いので診断する際には最も役立つ検査となります。この「腹部超音波検査」にで画像診断を行い、画像に映しだされた脂肪肝は肝細胞の中にある脂肪によって光って見えます。

【関連記事】
肝臓の血液検査の数値や料金について【病院では何科に行くべき?】

 

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脂肪肝は放置すると悪化して危険です

 

脂肪肝は放置したままでいるとやがて悪化し、重大疾患を招く恐れがある

初期の状態で放置したままであれば脂肪肝は進行し、「脂肪性肝炎」「肝硬変」「肝臓がん」へと徐々に悪化してしまいます。

 

中でもアルコールによる脂肪肝の一部分はアルコール摂取が原因となり肝臓に炎症が起こるアルコール性肝炎を引き起こし、肝細胞が急激に破壊されて、やがて壊死したり、線維化により肝臓が正常に機能できなくなり、肝硬変へと近づいてしまいます。

 

そしてそれでもなお飲酒を続けていると「肝硬変」となり、肝硬変の一部分はさらに進行を続け「肝臓がん」へと繋がる危険性があります。

 

脂肪肝の原因のほとんどは過剰栄養ですのでライフスタイルを見直し、特に肥満が原因の方は適度なカロリーとバランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を行い、運動が苦手な方でも朝食後にラジオ体操を行うなどして少しづつ運動不足を改善していくことが重要です。

 

アルコール性脂肪肝の場合にはまずは禁酒が必須条件です。禁酒を始めると肝臓内に溜まっていた脂肪と水分は血液中に放出され、肝臓の腫れはスムーズに縮みます。

早期発見した場合には「肝硬変」や「肝臓がん」へと進行する前に、一日三食でバランスの良い食事と禁酒を行うことで肝機能は1カ月ほどで改善されます。

 

改善方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
脂肪肝の3つの治療方法【食事での改善はコレが重要!】

 

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